始める前に知っておこう!壁面緑化の注意点3選


けっこうかかるメンテナンス費用

建物の壁面緑化を行う場合、最初の設置時に、ネットやワイヤー、そしてそれらを固定する部品に水やりシステムを導入する工事費用等、ある程度の費用がかかるという事を知っている人は多いです。さらにある程度壁面緑化が完成してしまえば、後は何もしなくても良いと考えている人が多いのですが、実際はそうではありません。緑化が進むにつれて、重量も増していく為建物の構造強度を上げる必要も場合によっては出てきます。具体的には壁の強度や耐震性等です。その為メンテナンス費用が結構かかるという事は設置前に知っておくと良いです。

植物の手入れは欠かせない

きれいに壁面緑化されている建物は、そのほとんどがきちんと植物の手入れをしているからです。仮に何も手入れをせずに長期間放置していたら、見た目もただ植物に飲み込まれた建物というような感じになってしまいます。その為きれいな外観を維持するには、こまめに植物を手入れする必要があります。また植物の種類や季節それから環境によって水やりの量やタイミングは変わりますし、きれいな形で植物を維持するには最低でも春と秋の年2回剪定をすると良いです。

場合によっては害虫対策を行う必要がある

壁面緑化を行う場合、植物に害虫がついてしまう事も珍しくありません。外から見れば小さな虫は気づかないかもしれませんが、室内で窓の外に虫がいたら気分は決して良くありません。そこで年に数回程度定期的に薬剤散布をすると良いのですが、都心部や住宅街だと中々難しいケースもあるので、虫が発生し気になる場合のみ薬剤散布を行うという風にすると良いです。

壁面緑化とは、建物の壁面に植物を植え付けることで、心身に健康的な効果をもたらします。視覚的な楽しみや、空気の汚れや乾燥、湿度などの問題の解決に役立ち、快適な環境を維持することができます。